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たいうえお

今年も田植えの季節がやってきました。
週末の天気を心配していましたが、見事に晴れました。

0歳の双子ちゃんを含めて総勢20名と大人数での田植えとなりました。

功先生のレクチャーの後、田植えが始まりました。
最初はおそるおそる苗を地面に挿し入れていましたが、慣れれば手際も良くなり、姿勢も安定してきました。いつか誰かが尻餅をついて大笑い、というハプニングを期待しているのですが、今年も安定の優秀なメンバーです。

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こどもたちは、最初のうちは田んぼの横の小川で遊んでいましたが、苗を渡すお仕事を任せるとやるきスイッチが入ったのか、働きアリのごとくせっせと働きはじめました。「任せる」って大切…。

こどもたちの仕事で特に難しいのは、田んぼの脇から田植えをする大人たちに苗を渡す作業です。アンダースローでふわりと投げないと、泥が飛び散るだけでなく、手の届かない落ちることもあり、それはもう大変なことになります。何度か大人達の叫び声を聞きました。ビチャ!と苗が落ちる音も聞こえました。

途中から、苗を投げずにバケツリレーの要領で大人同士で受け渡しをする作業に変更されました。それでもこどもたちの役割は同じ。田植えの進行に応じて、最後まで苗を供給しつづけてくれました。ありがとう。

午前中の肩慣らしの田植えが終わったら、昼ごはんです。
私が田植えに毎年参加する目的の半分は「おいしい昼ごはん」、残りの半分は「おいしいおやつ」です。

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食後、みなさんの似顔絵をかいたカードをおみやげに渡しました。
前回のイベントでみんなの顔を覚えるために書いたメモが好評だったので、今回は個別にカードで用意しました。喜んでいただけてよかったです。

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午後に田植えを再開しました。
Jizaiの敷地から田んぼまでは、徒歩十分ほどの距離です。
散歩がてら景色を眺めながら坂を下っていきます。

午後の太陽は高く、もう夏のような日差しです。
喉が渇いたというこどもたちのリクエストに応じて、人数分のコップとお茶を用意しました。

こどもたちが皆のお茶を入れてくれました。自分たちで仕事を見つけて動いてくれるのが嬉しくて、わんこそばのように次々とついでくれるお茶を、全て飲み干しました。

午後に着手した田んぼは、左右非対称なので、等間隔で植えていくには工夫が必要です。
等間隔に印をつけたガイド線を田んぼの両端に張り、そこから垂線を下ろすように追加のガイド線を張って植え付けの目印にしました。

口数も少なくなった午後三時前に、少しの苗を残して田植えが終了しました。
川で手と足を洗い、坂を登ってJizaiに戻りました。
みんなの頭にうかぶ言葉は語らずともわかります。「おやつ、おやつ!」

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四角い大テーブルに並んだ、丸い皿・丸い団子・丸いクッキー・丸い桃。
それを囲むまるまるほっぺのこどもたち。「まるい」は「かわいい」と同義です。

しばしの沈黙の時間は「おいしい」の代名詞。
その後、小皿を持ったこどもたちがわらわらと集まり、おかわりのために再び大皿を囲んでいました。

おやつのあとは山を散策。女の子たちは花を摘んでいました。途中からこどもの見守り係となった私は、なぜか「先生」と呼ばれました。摘んだ花をプレゼントされたのは嬉しかったのですが、その後、思いつきで命名された「くすぐり草」で終始こちょこちょ攻撃を受けました。集団行動で暴徒化した女子のパワーを思い知りました。

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帰路は、大菩薩の湯で疲れを癒し、あえてのちょっとゆっくり時間の帰宅。
渋滞もひと段落しているし、何よりずっと塩山の風景に浸っていられるから。という言い訳。

今年の田植えも無事に終わりました。いっぱい光を浴びて、大きくなあれ!

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