2014年にご縁あってデザインさせていただいた「保育士マーク」を広げる活動が、今年になって再始動しはじめました。この保育士マークを作ることになったのは、町中で手助けが必要な親子に居合わせたが声をかけることができず、もどかしい思いをしたことのある保育士の方のつぶやきが発端でした。
保育士だけでなく、日々の子育てでちょっとした手助けをしようとしても、相手に不審がられたり、余計なお世話と断られたりなどしないだろうかという心配から、一歩が踏み出せなかった経験のある人が沢山いることが分かりました。
妊婦さんのマークのように、「私こどものことで困ったら手助けできますよ」という意思表示ができるマークが有ったら、もっと動きやすくなるかもしれない。本当はマークなどなくても、お互いに声を掛け合う優しい気配りと気軽な声の掛け合いができることが理想ではありますが、マークがあることで、小さく踏み出す一歩のお助けになるかもしれません。
https://allabout.co.jp/gm/gc/442791/
私もこのマークをつけて町に出てみました。
マークをつけているだけで、背筋が伸びる思いです。
代表の小笠原舞ちゃんの話を聴きながら、こうやってマークをつけて意思表示をすること、表現してみることは、大切だなと改めて実感しました。相手にどうこう以前に、自分のありたい姿を、心折れずに保ち続けることができる目印だから。
困っている人がいたら、助ける。
当たり前のことですが、ぱっと動けなく、その場で何もできないまま立ちさってしまい、心苦しい思いをしたことが、何度もあります。
自分に厄介なことがなければヨシとする”事なかれ”主義が、年を重ねるにつれて、じわりじわりと自分の心を蝕んできたのだろうと考えました。
保育士マークの力を借りて、小さな一歩を踏み出す勇気を取り戻したいです。
そして、このマークがなくても、お互いに助けたい、声を掛け合う社会を作っていきたいです。