明星大学で開催されたデザインセッション「こどもとデザインとまなび」のイラストを描かせていただきました。素敵なデザインで磨き上げてくださったのは、丸山晶崇さん。
多摩エリアでデザインと教育に関わりのある方、興味のある方が集まりました。
基調講演をされた井庭崇さん、おおたとしまささん、竹村詠美さんの言葉を書き留めました。
このセッションをきっかけに「デザイン」「クリエイティブ」という言葉について考えました。これらの言葉は、いつも自分から遠くにある、専門家だけの言葉だと感じていましたが、別の言葉で置き換えてみることで、少しだけ身近な言葉になりました。
それは、井庭さんのおっしゃっていた「みんなかつては兼業農家だった」という言葉。”昔はもっと自然と近く、欲しいものは自分で作っていた”というメッセージです。お仕事をしながらも、時には土を耕し、時には道具を作り、自然に近い場所にフィールドがあり、頭と同じだけ手足も動かす生活です。
そう考えてみると、こどもは兼業農家の一員です。毎日のように「あれ作ってみたい」「これやってみたい」というフレーズが頭の上に吹き出しとして浮かんでいます。
それがyoutuberの真似事であっても、コミック誌の漫画のワンシーンにあったダンボールの武器であっても。
そんな言葉を耳にしたら、できるだけ、その「やってみよう」の火を消さぬよう、周りを整えていきたいです。